正直に、大変気に入りました。シャープの1bitのSACD用デジタルアンプを所有しているので、デジタルでの良さは理解しているつもりでしたが、予想以上に音の分離が良く細かい音まで聞こえます。SACDに肉薄するほどの性能と感じました。比較試聴したのは次の条件です。(アンプ:オペアンプ非改造の標準仕様、電源コード:メーカー推奨品で24v、スピーカー:ダイアトーン1000HRで試聴) このアンプは、サンスイα907XRが故障で一時的な代替えのつもりで購入しましたが、そのまま使用することになりそうです。故障中なので直接の比較はできませんが、両機とも音の分解能力が高いものの、FX1002J+の方が大音量にした時に素直に立ち上がる、音の迫力という点で良好に感じます。ただスピーカーとの相性が良かったのかもしれません。本機はかなり熱くなり気になるところですが、直接床面に置かず、板と制震材料で2層にし数cm空間を開けるよう高く設置すると空気の流動が増え気にならなくなりました。難点は本機がかなり小さく、スピーカーケーブル端子がバナナプラグでない大きなY型タイプだったので、横から差し込む隙間が狭い感じでした。